トゥルーワークスが自然素材を使う理由④ ~木の癒し効果~
こんにちは!菊地です。
私たちトゥルーワークスでは、「自然素材」を使った家づくりに力を入れています!
「自然素材」とは人間が化学的な手を加えていない素材のことで、木、石、草、土などがこれにあたります。
建築材料では、無垢の床や、珪藻土や漆喰のなどの塗り壁材、紙やケナフなどの草を原料にした壁紙、和紙や陶器などもあげられます。
私たちがおすすめしている自然素材の魅力や特性を不定期にご紹介するシリーズの4回目です。
前回が12/3でしたので、だいぶ間があいてしまいましたが…(^^;
ご興味のある方はこちらもどうぞ ⇒ トゥルーワークスが自然素材を使う理由① ~環境にやさしい~
トゥルーワークスが自然素材を使う理由② ~珪藻土塗壁の効果~
トゥルーワークスが自然素材を使う理由③ ~珪藻土塗壁のデメリット~
さて、今回のテーマは「木の癒し効果」についてです。
気温が高くなり、外に出る機会も多くなってきたこの季節。
公園で散歩したり、景色のよい場所へ出かけたり、自然の中にいると心地よいものですよね。
「自然」⇒「森林・木」ということで(ちょっと強引?)、科学的にも立証されている木の心地よさについて、いくつかご紹介したいと思います。
(1)香りの癒し効果
木の香り成分である「フィトンチッド」には、血圧を下げたり、脈拍を落ち着かせる効果があるのだそうです。
また、ストレスを感じたときに分泌されるコルチゾールというホルモンを減少させるという実験結果もあります。
さらに、脳の活動を鎮静化したり、リラックス時に高まる副交感神経の活動を高める効果もあるとのこと。
木の香りの効果、絶大です!
(2)木目の癒し効果
「1/fゆらぎ」をご存知ですか。「規則的」なものと「不規則」なものが調和した状態が「1/fゆらぎ」で、人が心地よいと感じる独特のリズムがあり、安心感を与えてくれると言われています。水の音やろうそくの炎、そして木材の木目も1/fゆらぎが存在し、私たちに癒しを与えてくれます。
(3)触感の癒し効果
木材、大理石、タイル、ステンレスといった異なる素材に被験者が触れたときに、それぞれどんな効果があるのかを調べた実験があります。
その結果、木材には高かった脳活動を鎮静化させ、さらに副交感神経活動が高くなるというリラックス効果をもたらすことが明らかになりました。
大理石、タイル、ステンレスは、リラックス効果はいまいちでした。
無垢材の床を裸足で歩いたり、無垢材のテーブルやチェアを使ったり、小さなお子さまは木のおもちゃで遊ぶことで、触感の癒し効果の恩恵にあずかれそうですね。
最後にもうひとつ。
内装に無垢材を使用した部屋と、使用していない部屋で、被験者にパソコン課題をしてもらい比較した実験では、無垢材を使用した部屋の方が正答率が高く、スピードも速かったそうです。木材には作業効率を向上させる効果もあるようです。
木の癒し効果、いろいろありますね。
床や建具、造作材に無垢材を使ったお家は癒し効果抜群です。
たくさんの人に木の癒し効果を実感していただけたら、と思います。