室内窓を取付ました!
こんにちは!菊地です。
今回は、新潟市のT様よりご依頼頂いた室内窓取付工事をご紹介させて頂きます。
もともとクローゼットとして使っていたお部屋を息子さんの居室にするにあたって、
外窓は1か所あるものの、もう少し明るく風通しをよくしたいとのことで、
室内窓を取付けることになりました。
こちらが工事前です。
床、壁の一部、建具に杉の無垢材が使用されております。
柱や梁が現しで、さらに板張りの傾斜天井。
クローゼットにしておくにはもったいない秘密基地のような雰囲気です(^^)
室内窓は壁の一部を開口するわけですが、開口してはいけない壁もあります。
「耐力壁(たいりょくへき)」といって建物を支える役割をもつ壁と、
電気配線や設備配管が通っている壁も注意が必要です。
現地調査とお客様が保管していた新築当時の図面から、そのどちらにも該当しないことを
確認しました。
サイズ、デザイン、ガラスなどの仕様を打合せして、着工です!
1日目は、大工さんによる壁の解体。
大工の杉田が慎重に壁を解体していきます。
既存のままのところによけいな傷をつけてはいけない、でも解体するにはけっこうな力がいるという、
なかなか神経を使う作業です。
写真を撮り忘れましたが、この作業の前に「マルチツール」という工具を使って壁に切り目を入れました。
これが「マルチツール」です。見切れておりますが…。
先端の刃(ブレード)を変えることで、切断・剥離・研磨など多種多様に使える優れもの。
まさにマルチ!
壁の解体後、枠を取付けして大工さんによる木工事は完了です。
この後、別日に内装屋さんによる壁紙張替え、建具屋さんによる建具の取付の工程があったのですが、
私が写真を撮るのをうっかりすっかり忘れてしまったもので、いろいろすっとばしてもう完成です!!
横幅は柱と柱の間をめいっぱいとりました。
下がFIXで、上が押し出し窓です。
室内も明るくなり、風通しもよさそう。
ガラスは上下で柄の違うものを使用しました。
上がチェッカーガラス、下がかなり細いボーダーです。
上はともかく、下は写真だとわかりにくいですね。
ガラスは、たくさんのデザインの中から奥様が選びました。
チェッカーガラスだけだとかわいい雰囲気になりますが、
ボーダーガラスがかわいくなり過ぎないようにほどよく効いてます。
この室内窓は階段の吹抜に面していて、階段から見た雰囲気も素敵なんですよ(^^)
ガラスのペンダント照明とも相性ばっちりです。
T様にも喜んで頂けて、仕事冥利に尽きます。
2階リビングのT様邸。
階段を上り下りするたびに“ちょっとうれしい”と思って頂けてたら、私もうれしいです。