こんにちは!菊地です。
まだ7月なのに、西日本や関東を中心に35℃を超える危険な暑さにみまわれております。
静岡では観測史上最高の40.0℃の日もありましたね。
北陸地方の梅雨明けも間近のようで、そうするといよいよ本格的な夏の到来。
連日、雨も降らずただただ暑かった去年よりも、今年はさらに暑くなると聞くと、どうしてもネガティブな気持ちになってしまいます。
でも、ガンガンに暑い夏だからこそやるといいこともあります!
それはカーテンのお洗濯です。
その理由は、
①水温が高いので汚れが落ちやすい
②乾きやすい
というメリットがあるからです。
これを冬にやるとなると、水温が低いので汚れがおちにくいですし、汚れが落ちやすいようにお湯を使えば給湯のエネルギ―を消費することになります。
つまり、夏に洗濯したほうがラクでエコなんです!
そして、気温も低いので、干したら干したで乾きにくい!
特に厚地のカーテンはなおさらです。
そんなわけで、夏はカーテンのお洗濯にもってこいなんです。
カーテンのお洗濯の手順とコツをご紹介しましょう。
【1】取り扱い絵表示を確認する
洗濯をする前に、ご使用のカーテンが洗えるものかどうかカーテンに付いている「取り扱い絵表示」のタグを見て確認しましょう!
カーテンには、洗えるもの・洗えないものがあります。
洗濯機マークまたは手洗いマークが表示されていれば水洗いが可能です。
絵表示に従って洗濯機、または手洗いでカーテンを洗います。
水洗い不可のマークのものは自宅では洗濯できないのでクリーニングに出しましょう。
また、水洗いできるカーテンであっても、自宅で洗うと縮んだり色落ちしたりすることがあります。
特に綿・麻・レーヨンなどの素材や、特殊加工を施したカーテンは、風合いや機能性を損ねてしまう可能性があります。
高級なものやお気に入りのもの、家で洗うことに不安を感じるものは、クリーニング店に依頼することをおすすめします。
年数の経ったものは、紫外線などによるダメージで生地が弱くなっており、洗濯すると破れてしまう可能性もあります。
そこまで劣化が進んでいると残念ながら寿命です。
新しいものへの買い替えを検討した方がよいでしょう。
【2】ほこりを落とす
カーテンの表面には、ほこりがたくさん付着しています。
レールから外す前にはたきや掃除機等を使って、ほこりを落としましょう。
【3】フックを外す
フックは外しておきます。
つけたまま洗濯をすると、洗濯中に外れてしまい破損することもありますので、面倒がらずにとっておいたほうが無難でしょう。
【4】予洗いをする
汚れがひどい場合は、つけ置き洗いをしましょう。
また、カビが生えてしまっている場合も、漂白剤等を使用して落とします。
ただし、カーテンの素材によっては漂白剤を使用できないタイプもあります。
取扱い絵表示の「漂白剤使用可否マーク」をチェックし、漂白剤を利用できるかどうかきちんと確認することが大切です。
【5】カーテンをたたんで洗濯ネットに入れる
ひだのあるカーテンは、写真のようにジャバラにたたみます。
ひだのないカーテンも、角を合わせてたたみましょう。
たたむ理由は、しわを防ぐため。
せっかく洗濯したカーテンがしわだらけでは、とっても残念…。
そうならないためにも、ここも怠ってはいけないポイントです。
【6】洗濯機で洗う
いよいよ洗濯機の出番です。
上手に洗うポイントがいくつかあります。
洗剤は「中性洗剤」「弱アルカリ洗剤」を使用
おしゃれ着洗い用の中性洗剤を選ぶと、より風合いを損ねることなく仕上げることができるので、ベストです。
水量は「最大」で
一度にお洗濯するカーテンの枚数は、大きさにもよりますが1~2枚として、あまりぎゅうぎゅうにしないようにしましょう。
色移りすることもありますので、他のものと一緒に洗わないようにしましょう。
水温は「40℃以下」で
沸かさなくても勝手にぬるま湯になってる、猛暑の恩恵を存分に享受しましょう!
生地によっては「30℃以下」の指定のものもあります。取扱い表示に従いましょう。
水流は「弱」で
洗濯機のコースでいうと「おしゃれ着洗い」や「ソフト」「ドライ」など、優しく洗えるコースにします。
脱水は、短時間で
持ち運ぶときに水分がぽたぽたと垂れてこない程度に脱水を行いましょう。
生地の厚さやカーテンのサイズにもよりますが、30秒から1分くらいが目安です。
脱水のかけすぎは、しわや型くずれの原因になるので注意しましょう。
洗濯機が洗ってくれている間に、ひと休み―。
でもいいのですが、もうひとがんばりして、カーテンレールもきれいにしておきましょう。
さらに、窓拭きもできればパーフェクト!
寒い冬に冷たい水で我慢しながら、もしくは給湯エネルギーを消費して(←しつこい)お湯を使ってやるよりは、夏の方がいいにこしたことはありません。
でも、あまり無理をして熱中症になってもいけないので、余力があったらということで。
ハードルを高くしないことも、大事なポイントです(笑)
【7】乾燥させる
脱水後は、すぐにカーテンを干しましょう。
干す場所は、カーテンを吊っていたカーテンレール。
フックを付けてカーテンレールに戻し、自然乾燥させます。
水分がぽたぽたと垂れてこない程度に濡れた状態でカーテンレールに吊るすことで(半ぬれ干し)、カーテン自体の重みで全体のシワが伸び、形を整えながらキレイに乾かすことができます。
吊るす際は生地を傷めないように形を整えながら、手のひらでシワを伸ばしておくことで、洗濯後のシワを軽減できます。
また、生地に負担がかからないよう、直射日光の当たらない時間帯を選んで干すのがおすすめです。
もし、吊るしている間に水滴が垂れることが気になる場合は、あらかじめ床にビニール袋や新聞紙、タオル等を敷きましょう。
厚手で重たいカーテンの場合は、洗濯後は水の重みも加わるため、カーテンレールが傷んでしまう恐れがあります。
その際は物干しである程度乾かして軽くしてから、レールで干すようにしましょう。
間違っても、洗濯機や乾燥機で機械的に乾燥させてはいけませんよ。
しわしわになってしまいますので。
ちなみに、カーテンの洗濯は、どれくらいの頻度でするのがよいのでしょうか。
ドレープカーテン(厚い生地)は年1回、レースカーテンは年2回程度が目安です。
お部屋の使用状況(空気の汚れ具合、赤ちゃんや小さなお子さまがいる)によっては、これより頻度を多くしてもよいと思いますが、お洗濯の回数が多いと、生地を傷めることにもつながりますので、洗いすぎにも気をつけてくださいね。
きれいになったカーテンは、気持ちがいいものです。
猛暑をチャンスと思って、ぜひチャレンジしてみてください。