危機一髪!?トイレ入替工事
こんにちは!菊地です。
今回は、トイレ入替工事のご紹介です。
ご依頼くださったのは、東区のY様。
平成元年に弊社で新築工事をさせていただき、その後も様々な工事をご依頼いただいております。
9月某日、Y様から1階のトイレが水漏れしているようだとご連絡があり、お伺いしました。
写真の青マルで囲ったあたりの床が、よく濡れているとのこと。
私がお伺いした際は、床は濡れていませんでした。
便器とタンクは新築時よりお使いのものですが、ぱっと見て漏れているところはなさそう。
濡れていたという床の箇所から、便座(約7年使用)も怪しいと言えば怪しいのですが、今回は違うよう。
タンクも開けてみたかったのですが、ご使用年数が長い器具をむやみに外すと部品を破損してしまう恐れもあり、そうなると私では対処できないので、それは断念しました。
せめて、どこからの水漏れなのか特定しようと、Y様にご了承いただき、マスカーという養生材で覆った結果、上の写真のようになりました。
が、水漏れ箇所が判明する前に、Y様は「器具をすべて入替えたい」というご意向とのことで、工事をさせていただくことになりました。
10月某日。
トイレ入替工事の当日、設備業者さんがタンクと便器を外してみると、水漏れの原因が判明しました。
タンクの裏側に水漏れの跡が!
どうやら、タンク内の給水管から少量の水が噴き出してタンクの隙間から漏れていたようです。
設備屋さんの話では、新築当初からずっと使用していた止水栓も老朽化しており、止水できない状態だったとか。
ということは、このタンクをそのまま使い続けて水漏れがパワーアップしていたら、水道メーターの止水栓を止めるしかなく、そうなると家中の水道がすべて使えないということに…。
まさに、危機一髪だったのではないでしょうか。
そして、私も現場調査にお伺いした際にタンクを開けなくてほんとによかった!
ぜったい、水漏れを悪化させるパターンでした。
しかもトイレの止水栓が閉まらないなんて、想像しただけで血の気が引きます…。
大惨事?を免れて、無事に工事が完了しました。
タンク・便器:[TOTO]ピュアレストQR
温水洗浄便座:[TOTO]ウォシュレットS2
もちろん、止水栓も入替えましたよ。これで、もしもの時にも安心です。
既存の便器の設置跡が、新しい便器では隠しきれないので、床のクッションフロアも張替えました。
床クッションフロア:[サンゲツ] H FLOOR モザイクHM-1627
以前と同系色ですが、柄が変わったことでまた違う雰囲気に。
ついつい「まだ壊れてないから、壊れるまで使いたい」と思ってしまうのが人のサガですが、住宅設備からの「もうすぐ寿命ですサイン」を見逃さず、先手を打っておくことの大切さをひしひしと感じました。
Y様、ありがとうございました。