お湯が出ない!
本日のブログ担当菊地です。
今朝、洗面化粧台でお湯を使おうとしたところ、なんとお湯が出てこない!
仕事柄、まずは冷静に状況の把握につとめる私。
洗面化粧台だけでなく、キッチンもお湯だけが出ませんでした。水は出ます。
おそらく給湯器の給水管が凍結しているんだろうなと予測しましたが、1分1秒を争う忙しい出勤前に、
屋外の給湯器本体を確認して復旧するゆとりは私にはありませんでした。
なので、とりあえずそのまま放置することにしました。
でも、水で洗顔したくなかったので、ガスコンロでお湯を沸かしてしのぎました。
(そのぐらいのゆとりはあったんです)
わが家だけでなく、今日はお客様からも「お湯が出なくなった」等、凍結が原因と思われるメンテナンスの
ご依頼を数多く頂きました。
全国的にも凍結被害が多かったようですね。
各地で猛威をふるっている「最強寒波」は、ほんとに最強でした!
子どもの頃、「今夜は冷えそうだ」というときには、母親が夜寝る前にキッチンの水栓から細く水を
出して凍結に備えていたものでした。
ここまで気温が下がることは、下越の平野部では久しくなかったので、凍結に備える意識は全くというほど
なかったです。
そんな自分への戒めのためにも、「凍結防止の対策」と「凍結した場合の対処法」を給湯器メーカーさんの
HPを参考に復習してみました。
●凍結防止の対策
機種にもよりますが、比較的新しい給湯器には、外気温が下がると自動的に機器内を保温する機能や、
ふろの残り湯をポンプで自動で循環させて凍結を防止する機能がついています。
ですので、
①給湯器本体の電源プラグはコンセントに差しておきましょう。
②追いだき機能付の場合、浴槽の循環金具の上部より5㎝以上の残り湯がある状態にしておきましょう。
ただ、今日のような「最強寒波」の下では、給湯器の凍結防止機能だけでは間に合わず、凍結してしまった
ケースも見受けられました。
気温が0℃を下回るときは、
③お湯が出る水栓の水を細く出しておきましょう。
水温が0℃以下でも、水は流れていると凍結しにくいそうです。
水温が下がらないようにすることと、水の流れを止めないことが、凍結防止のポイントです。
●凍結した場合の対処法
凍結した場合は、気温の上昇で自然に溶けるのを待つことがベストです。
間違っても、熱湯を直接給水管にかけてはいけません!温度差で配管が破裂することがあります。
急ぎの場合は、配管の凍結している箇所にタオルをまいてぬるま湯をかけたり、ドライヤーで温めたり
する方法もあるようですが、メーカーのおすすめは「自然解凍」なんですね。
ちなみに、凍結しやすいのは配管が露出しているところです。
例えば写真の赤で囲んだ部分。
給湯器本体と配管の接続部分は、水抜き栓などがあり保温材で覆うのが難しく、
どうしても配管が露出しがちです。
また、風の強い日や、風当りが強い場所や風が通りぬける場所に設置してあると
凍結しやすいです。
とりあえず放置してあるわが家の給湯器、対処法としては間違ってなかったけど、
帰って復活してなかったらどうしよう?
お湯がすぐに出るってありがたいことなんだと、「最強寒波」が気づかせてくれました。
※機種により、凍結防止法・対処法は異なります。詳しくは取扱い説明書をご確認ください。