こんにちは!菊地です。
今回は、素敵な建具がいっぱいの西蒲区のW様邸をご紹介したいと思います。
W様邸は過去のブログにも登場しております。
よろしければ、そちらもご覧くださいませ! ⇒ 施工中① 施工中② 完成見学会
ご紹介しようと思いつつ、ずーっとタイミングを逃してしまっておりました。
なぜ、今なのか?その理由は…最後までお読みいただくとわかります。
まずはこちら、家の「顔」とも言われる玄関。
この格子戸には、並々ならぬこだわりがつまっております。
まず、デザインはお施主様がネットを検索して気に入ったものをベースに、格子の本数や太さを検討に検討を重ねて仕上げました。
さらに、使用した材料はヒノキなのですが、これが只者ではなく「木曽ヒノキ」なんです!!
木曽ヒノキは秋田のスギ、青森のヒバと並び、日本三大美林のひとつに数えられており、長野県の木曽谷から岐阜県の木曽川上流地域にわたる森林地帯で生産される天然ヒノキを指します。
急斜面に生え、冬には深い雪に覆われるなど厳しい環境の中でゆっくりと育つため、「年輪が細かい」「耐久性に優れている」「くるいが少ない」と三拍子そろった高級建材として重用されています。
W様邸の建具工事に携わった職人さん曰く、「最近はなかなか出回らず、手に入ってもかなり高い!」という「木曽ヒノキ」。
近年では断熱性能、メンテナンスのしやすさ、経済性から、アルミ製の玄関戸を選ぶ方が圧倒的に多くなりました。
そのため、前出の職人さんが以前に仕入れた木曽ヒノキもなかなか出番が回ってこなかったようです。
この度、W様は木製建具を選ばれ、職人さんも「あの家ならば格も合う!」と満を持して秘蔵っ子を出してくださったのでした。
そんな話を聞くと、この建具がより神々しく見えてきます。
玄関内部のようすがこちら。
木目の美しさが際立つ木曽ヒノキですから、着色塗装なんてもってのほか!
かと言って無塗装のままでは無防備すぎるので、保護のために含浸タイプのクリア塗装を施してあります。
真新しいヒノキ、とっても清々しいです。
これから年月を経て、どのような変化を遂げるのかも楽しみです。
玄関から入ってすぐの和室。
柱や梁が壁の中に隠れる「大壁」の仕上げで、モダンな雰囲気です。
そこに2連の室内窓が程よくアクセントになっています。
反対側は、こんな感じ。
奥の部屋は、今回の工事の除外エリア。
高い天井と立派な梁が圧巻です。
そして、建具や欄間もとっても手の込んだ造りでした。
その雰囲気との調和するように、先人の仕事に負けないようにと心がけました。
2階の洋室です。
丸太梁が印象的なこのお部屋は、先程の和室のちょうど真上に位置します。
室内窓も縦の同一線上にありますので、格子のデザインをおそろいにしました。
こちらは、LDKの建具。
どことなく懐かしい雰囲気の格子デザイン。
すりガラス(正確には安全に配慮して樹脂製パネル)の面積をなるべく広めにとり、なるべくたくさんの光を採りこめるようにしました。
LDKの中のようすです。
こちらにも2連の室内窓が。
採光とデザインのアクセントにもなっています。
造作の収納もあります。
造作収納にすると、建具をお揃いにできるので、統一感がありますね。
そして、キッチンです。
こちらは、クリナップさんの「ステディア」です!
ステディアのすばらしさについては、五十嵐がこちらで語っております ⇒ ★
W様邸のステディアには、クリナップさんのイチオシ「洗エ―ルレンジフード」が装備されています!!
※画像はクリナップさんからお借りしました。
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