トゥルーワークスが自然素材を使う理由② ~珪藻土塗壁の効果~
こんにちは!菊地です。
私たちトゥルーワークスでは、「自然素材」を使った家づくりに力を入れています!
「自然素材」とは人間が化学的な手を加えていない素材のことで、木、石、草、土などがこれにあたります。
建築材料では、無垢の床や、珪藻土や漆喰のなどの塗り壁材、紙やケナフなどの草を原料にした壁紙、和紙や陶器などもあげられます。
私たちがおすすめしている自然素材の魅力や特性を不定期にご紹介するシリーズの2回めです。
今回のテーマは「珪藻土塗壁の効果」。
ご興味のある方はこちらもどうぞ ⇒ トゥルーワークスが自然素材を使う理由① ~環境にやさしい~
珪藻土というと、バスマットやコースターなどで目にする機会も増えてきました。
以前よりも知名度は高くなっておりますが、珪藻土がどういうものなのかいまいちよくわからないという方も多いのではないでしょうか。
珪藻土は、植物プランクトンの一種の珪藻が永い年月を経て泥と一緒に堆積して石化したものです。そもそもはプランクトンだったんですね。そして、珪藻土には目には見えない無数の穴が開いており(多孔質)、その穴のおかげで様々な効果がもたらされるのです。
では、その珪藻土を塗壁に使うとどんな効果があるのかみてみましょう!
(1)調湿効果
室内の湿気が多いときには余分な湿気を吸着し、乾燥したときには湿気を放出して、部屋の中の湿度を快適に保つ効果があります。珪藻土の目に見えない無数の穴が空気中の水分を取り込んでくれるからです。同じ塗り壁材料であるしっくいよりもその効果は高いです。調湿効果により、結露やカビの発生の抑制にもつながります。
(2)吸着効果
普段の生活で気になる臭いを吸着分解する作用があります。これもやはり珪藻土の多孔質によるものです。ペット臭や、焼き肉の臭い等を消してくれます。また、ホルムアルデヒドなどの有害な化学物質も吸着分解し、化学物質過敏症やシックハウス症候群を発症するリスクの低減も期待できます。
(3)耐火性能
珪藻土は耐火性能にも優れています。昔から珪藻土はや七輪や耐熱レンガの材料として使われていました。万が一火事が起こってしまっても燃え移るまでの時間が長いので、避難する時間が確保できます。
この他にも、以前弊社のスタッフ皆川が「壁に反射する光がやわらかく感じる」と言っていましたし、いつも工事後のクリーニングやエアコンクリーニングをお願いしている業者さんから「珪藻土塗壁のおうちのエアコンはカビ汚れが少なめ」という話も聞きました。
このようにいいことづくめの珪藻土の塗壁ですが、ほんとうにいいことばかりなのか疑ってしまいたくなる方もいらっしゃることでしょう。
次回はデメリットにも触れてみたいと思います。
珪藻土塗壁仕上のお客様宅です!
写真だといまいちわかりにくいですね…(^^;)